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「君の名は。」からの虚構対現実

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今年の実写邦画No1と呼び声の高い「シン・ゴジラ」はもう見ただろうか。
シン・ゴジラのキャッチコピーがこの「虚構対現実」だ。

 

 


早速だが、シン・ゴジラの内容を軽くネタバレをする。

 

 

 

まぁ前回、多少シンゴジラについて書いたが、ここで補足する。

 

info-nikkan-donkey.hateblo.jp

 

 

 

有無を言わさず首都圏を街を攻撃する、ゴジラというあまりに非現実な悪夢ような虚構に、地下鉄に逃げ惑う人々。ゴジラを攻撃するために、会議・手続きを踏まねばならない政府…その現実に虚構の存在が破壊・絶望の限りを尽くす。

 


っていう、庵野総監督の作品ですからね。多少はエヴァっぽくそして、ナウシカっぽくしないとね。エヴァみるうえで、ナウシカをみるといい。シンゴジラには宮崎駿パロが出演しているのは、エヴァと巨神兵のつながりだ。

この宮崎パロがでたときにTwitterの一部・ブログの感想では笑いが起きた…らしいのだが、僕がみた回は皆無。みなさま至って冷静。気づかなかったのかどうかはわからないが、静かだった。

 

 

 


さて、この「シン・ゴジラ」のキャッチコピー。映画だからこそのキャッチコピーだと思っている人はいないだろうか。シン・ゴジラだからこそばっちりしっくりキャッチコピーだと思っていないだろうか。

 

 

それは間違い。

 

このキャッチコピーは、今年の映画アニメNo1。
宮崎駿以外で、初めて日本のアニメ映画ので興行収入100億突破した「君の名は。」にも当てはまることをご存じだろうか。

 


君の名は。のネタバレも行いたいところだが、これはぜひとも映画館。もしくはDVDで楽しんでもらいたいので、ネタバレは行わない。だが、一応要点だけ。とても大きく要点だけ言わせてもらう。

 


①RADのMV。
②絵がきれい。
③青春だ。
④すっきり爽快

 

この映画の要点はこの4点。

僕が重視したいのは、③と④で特に、僕は今も昔も若者の青春に飢えているので③が一番重要だ。

 

この映画の監督。新海誠は、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」と

一部の方に…イカ臭い童貞が好みそうなアニメを作ることに定評があった。これは完全に僕の同意。なお、「イカ臭い童貞」ではなく、僕の場合「童貞」とさせていただく。僕は「いか臭い」というのが、自分のあれを嗅いでも「イカ臭い」とは思わないので、「イカ臭い」はつけない。これは馬鹿にしているわけではない。


各作品のメインは、青春真っ最中の主人公の男の長ったらしく恥ずかしくなる悦に浸っているだろというモラトリアム全開のモノローグ。挿入歌の入れ方のうまさからのミュージックビデオ(MV)化。そのMVに嫌いな絵をまっちさせてくる手法。どれもとても楽しめる。


山崎まさよし / One more time,One more chance

www.youtube.com

 


ただし、今作品以外の主人公はだいたい自分に心酔してウジっている感じがするのでそれが好き!ならば…だ。モテキの藤本幸雄にも似た自己陶酔のモノローグ。ネガティブではないもののモノローグの多様。くぅ〜これが、女性受けせず、チャラい男からも見向きをされず一部マニアに賞賛されながらも、前回まで大ヒットしなかった理由に近いでしょうね。

 

 


さて、僕が重要視した③。つまり青春要素。虚構の中の青春。
とても素晴らしい。これが実写の青春であれば、僕は絶対に褒めていない。まして二度も見ない。
なぜなら僕は実写の青春がとても嘘くさく見えてしまうからだ。というか実写のくせに嘘ですしね。それ映画否定しちゃうことになるけど、なんかねぇ?かわいい美しい女優さんを目で愛でるの好きですけど、結局寝取られるんですよ。その点が、実写でありつつファンタジー青春物語というのに違和感を感じてしまうわけだ。 

つまり、虚構(アニメ)対現実(実写)ではあれば、僕は虚構の中に退避する。


※お涙頂戴系の話しは嫌いではないし、アメリカ映画のハッピーエンド至上主義は大好物

 

 

 

そんな僕だが、二度目の「君の名は。」を鑑賞し、考察しながら帰ろうとしているとき。
目の前に高校生のカップル現れた。

 

正確には、カップルに見える男女である。手を繋いでいないので確証はない。距離感的にそうじゃないだろうかと判断した。

 

通常のカップルであれば僕はどするー。青春だね…ははは。と生温かい目でスルーして終わるだろう。


しかし、こともあろうかそのカップル(仮)をみていると…

 

男子が後ろから懸命に手を伸ばし…女子の手を繋ごうとしては、離れ…そして再び繋ごうとしていた…。

 

 

 

なんだ!青春は!3分の3の純情な感情かっ!!!!

 

それをみた瞬間、僕は変な声を発した

 

 

 

 

そう、僕が「君の名は。」で貰った青春感。

 

 

僕の厳しい現実の退避先だった虚構が敗北した瞬間だった。