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シン・ゴジラ「虚構対現実」感想

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2016年今夏に話題になってから、だいぶ遅くなったけど「シン・ゴジラ」を観てきました。

 

話題になってた最中、熱いネタバレ感想各種を読み、すでにストーリーを知っていたものの、やはり気になるもの。

リアルで出会える友人に感想を聞こうにも誰も見ていない。興味ない。なぜ、エヴァンゲリオンは観るのに、EVANGELIONは、エヴァゲリヲンは観ているのにシン・ゴジラは観ていないのか。

まぁ僕も、映画館でエヴァゲリヲンをみていないのでお互い様ではある。

 

映画の内容は楽しかった。額に冷や汗滴る展開。脂汗も流れていたかも知れない。現実対虚構。如何に虚構に引き込まれていたのか…。

 

このゴジラという映画は、映画が始まるマエからことが始まる。

 

 

17痔45分。

映画館につきパンフレットを買い、とりあえずトイレに篭もる。

 

 

17痔55分。

紙に血が付いてることを確認。僕は(*)シン痔くんになっていた。

 

 

多少の精神的ダメージを追いながら、18時15分開始の4DX2Dのゴジラに向けて胸を弾ませ初め、ポップコーンとコーラを購入。

 

 

18時15分。

シアターに入る。それと同時期ほどにポップコーンを食べ終えた。満腹満足。早めに買いすぎたようだ。

 

そして、上映前の注意事項などなどダラダラと流れ、そしてついに!待ちに待ちわびた4DXによるゴジラが開始された。

4DXによるゴジラは凄まじいものだった。連続する振動。水しぶき。会議中の机の動きですら振動。長々と繰り返される会議。会議。会議。会議。そしてユラユラ揺れる席。心地よい風。これが各ネタバレ感想の言っていたリアルに感じられる。まさにリアルであると言われる会議。すでに各ネタバレで洗脳されている僕にはなんとも心地よい楽しみ。なんと心地よい…。

 

 

 

 

 

「米軍機空爆開始!」ズガーーン

 

 

 

 

 

 

 

僕は目覚めた。画面のなか一杯に広がるおっさんばかりの画面。そして真っ暗なゴジラ。おっさんどもの低温ボイス。あまりの会議の多さ長さ繰り返される単純確認。あまりの会議のリアルさに僕はいつのまにか寝ていた。

 

 

 

僕はつぶやく「リアル…これがりあるかっ…」

 

 

 

そして、画面の中のゴジラは覚醒した。攻撃全開。目が覚めた僕も脳のすっきりした目。

 

 

 

 

そして感じる。恐怖の足跡。

 

 

 

 

 

 

尿意である。

 

 

 

僕の身体の中で突然、発令される尿意。

映画の前に10分ほどトイレに閉じこもって便意をすっきりさせたにも関わらず尿意。慈悲がない。僕の身体の各閣僚・臓器・理性の許可も取らずに突然襲ってきた尿意。シン・尿意。

 

 

映画の中盤と断言できるなら、伝説の伝承の通り「蒼き衣を全身に纏った者が守る、かの伝説の地にて黄金の水を放出せん」のだが、軽く寝こけてしまったために時間がわからない。おおまかにもどの辺りなのか予想もできない。ここはゴジラのどこなのか…。

 

僕が尿意を感じてから、立ち上がっておそらくトイレに行く人はいた…しかし、寝こけていた僕はもう、映画の良さげな場面を見逃したくない。

 

 

 

逃げちゃダメだ

逃げちゃダメだ

逃げちゃダメだ…

 

 

 

 

 

僕の身体の中で玉川防衛ラインを守るため、巨大尿意特設災害対策本部が設置される。

いや、巨大ではないので言い直そう。小便特設災害対策本部。小災対だ。いろんな意味での小災対…。Sフィールド全開。

 

 

そして画面の中のゴジラを凝視。画面の中では再び会議。会議。会議!のすえについに作戦が発令される。僕の尿意もそろそろ限界に近づいている。早くゴジラを倒すなり、人類がやられるなりして欲しいが…見逃したくない…

 

ヤシオリ作戦が発令され、僕の身体も足を組み替えて固定するアシコテ作戦を結構。

奇しくもあまり動かないようにするという映画にリンクした作戦だ。

 

 

 

 

そして我慢し続け、映画の中という虚構は終わりを迎え、僕は漏らすことなく無事にかの伝説の血にて黄金のビームを放射。目も身体もすっきりして映画館を後にした。

 

 

映画という虚構を楽しむには、現実を整えるべきだと学んだのだった。