僕は、決して…凹んでなどいない。彼女と別れたことは各所でネタとして使っており、決して凹んではいないのだ。元彼女のお母さまとはいまでも、本の貸し借りをする仲である。
しかし、どうしたことであろうか。彼女と別れて3ヶ月ほどたった現在。
なぜか、僕は凹んでいることになっている。そのため、先日、地元の友人が飲みをしたいというので、僕が気持ちを重くして幹事を引き受け、人を誘って行われた飲み会が、「自分主導の僕の慰め会」に変貌を遂げていた。
もちろん僕が幹事を行っていたので、乾杯のあいさつは僕である。凹んじゃいないのに、なにそれ凹む。僕は寂しく、悲しいやつじゃないか。