日刊ドンキーinfo

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黄金のファラオと大ピラミッド展に行ってきました。

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あと半年ほどで、そろそろ三十路というある種の境目を迎える僕は、ゲーセン・本屋・家電屋・パチンコ屋に通うというある種一定のルーティーンに縛られた生活を送っている。
 
パチンコ屋は、禁パチに見事に失敗。彼女も振られましたし…という言い訳が見事に、自分にハマってしまい復活。人には厳しく。自分は泥沼パタンキュー。
 
 
三十路…二十歳のときも思ったが、また一つの峠を越える感覚だ。
 
 
人に自分を紹介するときに
「1の位切り捨てて20歳。」
 
友人を女の子や人を紹介するときに
「四捨五入で、あの人は三十路。」
 
 
という自分を上げつつ、友人を貶めるワードを使えなくなってしまう。至極残念。
 
 
貶めるワードを使えなくなる。ということは、同世代の人とはもう同じ土俵にたったということになってしまう。
 
これは困った。同じ土俵にたった場合、僕のくそルーティーンをご覧の通り、人に自慢できるワードがほぼない。
本屋には、漫画。
家電屋には、新製品。
ゲーセンでは、アイス。
パチンコ屋ては、ギャンブル。
 
このままじゃ、伊藤開示。
圧倒的閃きのない伊藤開示。
ただのクソ野郎である。
中間管理職利根川の方がいい。
唯一得意なことと言えば、寝ることか。
 
 
 
漫画・ギャンブル・家電・アイス…三十路にしてこの人間力。絶望的である。同世代はどんどん結婚している。なんということだろう。30年というときを経て、自分に絶望。しかし、どの方向を歩けばいいのか…自分の道をさ迷って30年。
 
30年…26280000時間。
なんという時間。人を腐らすのに10年掛からないと、どこかの斎藤さんが言っていたが、その三倍腐っているという。僕は赤くない。乾燥して風化するのも時間の問題か。
 
 
そんないたたまれない時の流れを感じ、自分を上辺だけでも芸術家っぽくみせるために僕は、曇天模様の中、仙台市博物館にて開催中の「黄金のファラオと大ピラミッド展」に行ってきた。

TBS「TBSテレビ60周年特別企画国立カイロ博物館所蔵黄金のファラオと大ピラミッド展」|TBSテレビ

感想

初の仙台市博物館。その手前に存在した。五色沼。福島の磐梯山にある五色沼が有名だっただけに、博物館にいったときに「五色沼」が存在していることに僕は驚いた。博物館に入る前から衝撃。カルチャーショック。文化的衝撃。まぁどうでもいい。沼だし。
 
 
前回、芸術鑑賞時、僕は「レオナルドダヴィンチは『ケツフェチ』『絵がすっごいうまい』」などと、かの天才ダヴィンチであっさい感想を書いてしまった。
 
今回は、自分を成長させるために意識高いぃ感じにぃするためにぃ、ちゃんと大人の目線で、芸術鑑賞をしたいと思う。
 
と思っていた。
 
だが、そんな僕の意識高い感想ひねり出すぞ!と意識高くやる気に満ちに満ちた僕を、紀元前2600年前、約4600年ほど前のエジプトの王様たちは軽く嘲笑った。
 
 
 
入口から入ってすぐの近くの作品に…歴史的に非常に価値があるであろう、「ちんこ」がしっかりと残されているのである。動揺した。僕は動揺した。今回は、アンギアーリの戦いと違い、作品たちは立体的で集中して見やすかったために油断していた。
まさか、ちんこがあるとは思わなかった。これが、約4600年前の俗世が芸術に昇華した瞬間と俗世まみれの現代の自分のナウな感覚か。それとも、カルチャーの違いから生まれるあれだろうか。性器をさらしても恥にはならないという感覚だろうか。生まれて自我を持ったときから服を着ているために、見せるのは恥ずかしいと思う現代の感覚との相違。そのちんこを、老若男女問わず、世界の人たちに晒すというプレイ。感服した。*1
 
 
なお、さすがにデカくは表現されずミニマムであり、黄金のファラオとピラミッドの名誉のため、誤解を招かないために言うが、ちんこを確認したのはこの作品のみである。当時の人もしっかり服を着ており、乳首が表現されるなどのことはあまりなかったようだ。
 
 
エジプトの辺りは王様がわんさか妻を囲って一夫多妻かと思いきや、それは王族だけであり、一般ピープルは一夫一妻制だったよう。
 
今回、メインとなる作品は、アメンエムオペト王の黄金のマスクだが、行った時間が閉館間際だったため、ほぼピラミッドの説明(代を追うごとに財政難のため小さくなっていったらしい。)とメンカウラー王のトリアードをみるぐらいで終わってしまい、黄金のマスクはほぼ流し見状態になってしまったのだった。
 
 
いきなり出鼻をくじかれ、なんだか意識高くみようと思っていたがこれはちょっとラフに見れるかもしれないと思ったら、アンギアーリの戦いより集中して見れた。
 
 
ほぼ五千年のときを経ても、人を圧倒できる存在感のある銅像たち*230年腐ったってオレ、どうってことないじゃんという気持ちになり、博物館を後にしたのだった。
 
 
なお、千年リングやシャーディーなどはいませんでした。遊戯王グッズはなしです。
 
 
 
-------------ちゃんとした感想-----------------------------------------------------
 
2016年仙台で開催されている「黄金のファラオと大ピラミッド展」は、6月26日までなので、興味のある方はお早目に!
また閉館時刻は16時45分なので、14時45分見始めたほうが無難かと思います。展示構成が
第1章ピラミッド建設とその技術
第2章ピラミッド時代のファラオたち
第3章ピラミッド時代を支えた人々
第4章ピラミッド時代の女性たち
第5章黄金に輝く来世
 
となっていて、結構見るものは多いです。僕は閉館の1時間ほど前に行ってしまい、第三章ぐらいで閉館10分前ぐらいになってしまったので、ゆったり見れなかったのがとても残念でした。
世界三大黄金マスクのツタンカーメン王・プスセンネス一世・アメンエムオペト王のうちの一つが来ており、その黄金マスク…流し見でしたけど、博物館の演出で周りを暗くしてライトで照らすという演出も相まって存在感がすごかったです。マスクの目と自分の目を正面から合わせたら、なんかこのマスク、黒目しかないけど、じっと見られている感覚で見透かされている気分になりました。
 
また、展示物を見終わったあとも、お土産コーナーもありますが、そこも16時45分で終わり!お土産コーナーなら少し時間を伸ばしてくれてもいいいじゃんとは思いましたが、限定ガチャとマグカップをせめて買いたいと思って、レジに行こうとしたら、店員さんにばっさりと「終わりです」と言われてしまいまいた。至極残念だった。
 
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*1:書いてて気づいたけど、西洋美術の裸体ってだいたいちんこ表現されてた

*2:これが歴史的に価値があるとか言われなかったら壊してるかもしれないけど。